鉗子分娩(かんしぶんべん)

鉗子分娩とは金属製の2枚のへらを組み合わせたはさみのようなもので、赤ちゃんの頭を両側からはさんで引き出す方法のことをいいいます。現在のように帝王切開の技術が発達していなかった頃の日本では緊急時に対応する分娩法としてこの鉗子分娩が盛んに行われていたようです。
ただ鉗子の取扱いや操作が難しいため、最近の日本では吸引分娩の方が多く用いられています。しかし、鉗子での索引は確実で優れているため、外国では鉗子分娩の方が主流となっています。

吸引分娩(きゅういんぶんべん)

吸引分娩は吸入カップを赤ちゃんの頭に当て、カップ内の空気を抜き、吸引力によって赤ちゃんを引き出す方法のことをいいます。
以前は鉗子分娩の方が多く行われていましたが、鉗子より操作が容易で安全性も高いため、最近では吸引分娩の方が多く用いられているようです。しかし、吸着力には限界があるので索引効果は鉗子分娩より劣ることがあります。

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)

赤ちゃんがすでに子宮内で死亡してしまっているが、子宮内でとどまっている状態をいいます。
進行流産のように腹痛や、出血が見られないだけに、妊婦さんの中には中々、その真実を受け止められない人もいるようです。

高年初産(こうねんういざん)

35歳以上の初めてのお産を高年初産といいます。
20代の出産に比べ、注意が必要といわれています。が年齢よりも個人差です。
35歳を過ぎた人でも安産の人も沢山いますし、20代で難産の人も沢山います。

子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)

子宮内膜以外の部位に受精卵が着床したものを子宮外妊娠といいます。最も多い卵管妊娠では、卵管破裂や卵管流産という事態がおこることもあるので早急な処置が必要になります。

子宮奇形(しきゅうきけい)

もともと、楕円(だえん)形をした子宮が変形しているものを子宮奇形といいます。
妊娠、出産に影響を及ぼすものから、心配のいらないものまで様々なようです。
医師の指示に従いましょう。

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

子宮筋腫というのは、子宮の中にできる良性の腫瘍(しゅよう)です。
子宮筋腫ができている位置や大きさによっては、妊娠、出産に影響がないことも多いようです。
妊娠中は原則として筋腫摘出手術は行いません。

子宮後屈(しきゅうこうくつ)

子宮が背中側に傾いていることを子宮後屈といいます。
妊娠の経過に伴って、子宮の位置も変化していきます。
妊娠、出産への影響はないようです。

進行流産(しんこうりゅうざん)

陣痛のような痛みがあり、出血量も多く、子宮頚管が開いて流産が進行している状態のことをいいます。
安静にし、妊娠が継続できるように処置がとられます。
しかし、出血が止まらず、流産が進行した場合には、流産の処置や手術が必要になってきます。