妊娠初期(0~15週)

妊娠の兆候

妊娠が確実な兆候

妊娠が確実な兆候です。

超音波診断

超音波診断により胎児や胎嚢(たいのう)を確認できます
【現れる時期】:受精後早ければ4~6週
【妊娠以外の原因】:なし

胎児心音

胎児の心音を確認できます
【現れる時期】:妊娠10~20週
【妊娠以外の原因】:なし

妊娠の可能性が高い兆候

妊娠の可能性が高い兆候です。ほとんどが医師の診断により妊娠とわかる兆候です。

膣(ちつ)や子宮頸管(しきゅうけいかん)の色が青紫に変化

子宮頚管は子宮の下部にあって膣とのつながっている部分で、医師に診断してもらうと確認できる兆候です。
【現れる時期】:妊娠初期
【妊娠以外の原因】:月経前

子宮頸管(しきゅうけいかん)や子宮の軟化

子宮体部は妊娠初期より軟化します。
【現れる時期】:妊娠6週ごろ
【妊娠以外の原因】:月経の遅れ

子宮やお腹の変化

受精後8~12週ぐらいから子宮やお腹が大きくなってきます。
【現れる時期】:受精後8~12週
【妊娠以外の原因】:子宮筋腫など

胎動

下腹部内で動きが感じられるようになってきます。
【現れる時期】:妊娠16~22週
【妊娠以外の原因】:腸の収縮など

妊娠の可能性が低い兆候

妊娠初期の微候がたくさん現れても、妊娠していないこともあります。逆に2、3個なのに妊娠していることもあります。あくまでも妊娠の手がかりですので、医師の診断を受けることをお勧めします。

無月経

月経が3ヶ月以上ない状態
【現れる時期】:受精後
【妊娠以外の原因】:疲労、ストレス、妊娠に対する恐れ、ホルモンバランスの崩れなど

つわり

吐き気、実際に嘔吐する場合も
【現れる時期】:受精後2~8週間
【妊娠以外の原因】:食中毒、ストレスなど

乳房の変化

乳房が張る、ちくちくする。乳輪が黒ずむなど
【現れる時期】:妊娠初期
【妊娠以外の原因】:ホルモンバランスの崩れなど

お腹がすく

妊娠初期の兆候として食欲旺盛になることも
【現れる時期】:妊娠初期
【妊娠以外の原因】:ストレス、月経前など

妊娠初期の体の変化

0~3週(第1月)

この時期は、ほとんど変化のない時期です。
2、3週目頃に基礎体温が下がらず、敏感な人では熱っぽさやダルさなどを感じる人もいるようです。

4週~7週(第2月)

予定日より月経が遅れ、妊娠かな?と気がつく時期です。
基礎体温をつけている人は、高温が続いているので妊娠とわかりますし、そうでなくても気分が悪かったりダルさを覚えはじめます。
なかにはつわりの症状が出てくる人もいるようです。
体内では、少しづつ胎児の体が作られていきます。
この時期は大切なときなので、体を冷やしたり無理なことをしないように 注意することが大切です。

8~11週(第3月)

この時期になると妊娠に気づく人も多くなります。個人差はありますが、まだお腹のふくらみはほとんどありません。
しかし、子宮の中の胎児のようすは、頭、胴体、手足がはっきりわかるようになります。
この月の終わり頃には胎児の心音を聞くこともでき、感動を感じる人も多いでしょう。
子宮は握りこぶし大くらいになっているので、膀胱や直腸を圧縮し、尿の回数が増えたり、便秘がちになったり下痢気味になることもあるようです。
個人差はありますが、つわりの症状がでる時期になります。

12~15週(第4月)

この時期になると、子宮は新生児の頭ぐらいの大きさになるので、下腹部のふくらみが少しわかるようになります。
つわりがひどかった人も少しづつ治ってくる時期で、高かった基礎体温も降下し始め、低温になるのでだるさもなくなってくるでしょう。
食欲が出てきたら、十分に栄養をとるように心がけてください。

妊娠初期の赤ちゃんの成長

0~3週(第1月)

0.5~1センチくらいの小さな卵

4週~7週(第2月)

身長は2.5センチ、体重は4グラムくらいになります。
体の色々な器官が作られ始め、7週の終わりには二頭身ぐらいになり、脳も作られ始めます。

8~11週(第3月)

この時期になると、頭、胴体、手足が分かれて判明し、三頭身ぐらいになります。
身長は7.5~9センチ、体重は20グラムぐらいになります。

12~15週(第4月)

この頃から成長が一段と早くなっていきます。
この時期の終わりには身長16~18センチ、体重は120グラムとだいぶ大きくなってきます。
骨や筋肉も発達して人間らしい体になってきており、手足も少し動かすようになります。
内臓もほぼ完成の時期になってきます。

妊娠初期は注意が必要

妊娠初期の出血

子宮からの出血にはいろいろあります。月経時以上の出血もあれば、ほんの少しだったり、色のついたおりもの程度であったり。たとえ少量でも軽く考えずにすぐ意志に診てもらいましょう。

出血の原因はさまざまですが、やはり一番心配されるのは流産です。
出血があったらすぐ安静にしていることが大切です。
慌てて動きまわらず、家族や近くにいる人に協力してもらいましょう。
もし、夜中や休日で産婦人科に連絡がとれない場合は、休日・夜間診療センターなどに行くか、救急車を依頼する必要も出てくるでしょう。

ただし、出血があったからといってもすべてが流産してしまったり、重大な病気であるとは限りません。
流産でなくても不正出血のある場合もあるし、流産の兆候であってもその後の安静と治療で、無事健康な赤ちゃんを産むことも少なくないようです。流産が始まろうとしている切迫流産のときは少量の出血や下腹痛があります。
さらに進んで流産が開始してしまうと出血は多く、痛みも強くなってきます。
繋留(けいりゅう)流産は子宮内で胎児が死亡してしまった場合ですが、少量の黒っぽい出血がでることがあるようです。

子宮外妊娠

妊娠初期に起こる異常妊娠のひとつです。
この場合は出血よりも下腹部の激痛が大きな症状です。
これは、受精卵が子宮内の正しい位置ではなく、卵管などの別の位置に着床するために起こるようです。
例えば、卵管に着床すると狭く小さい場所のため、胎児が成長して大きくなると、卵管が破裂することになります。
手遅れにならないように緊急に医師の診察を受けるようにしましょう。

その他注意事項

お酒

アルコールは、胎盤を通じて胎児に吸収されます。
妊娠初期は胎児の器官が作られている時ですので、お酒は飲まないように心がけましょう。

たばこ

妊婦の喫煙は、流産、早産をひき起こしたり、生まれた赤ちゃんが低体重児であったりする率が多いと報告されているようです。また本人が吸わなくても周りの人の喫煙により間接喫煙となり、害があることが知られています。
家族にはこのことを話し、理解してもらうようにしましょう。

車の運転

いつも車を運転していて慣れている人であれば、大丈夫だといわれています。
しかし、途中で気分が悪くなることもあるので、そのような時はやめましょう。
車の運転に関しては必要以上の運転はやめておいたほうがいいかもしれませんよ。

スポーツ

スポーツに関しては、やり慣れていても激しいスポートはやめましょう。
流産の危険のない人は軽い散歩や疲れない程度の体操などが良いと思いますよ。

妊娠初期の主な症状

生理が遅れる

生理の周期は人によってそれぞれで平均は28日であり、お腹の中で妊娠しなかった場合、黄体ホルモンの分泌が低下し、 子宮内膜が剥がれ落ち、血液と共に体外へ排出されます。
これが月経です。妊娠が成立した場合、この月経(生理)は起こりませんが、生理と似た着床出血がおきる方もいます。

便秘気味になる

妊娠したら便秘気味になることはよくあります。
これは黄体ホルモンのために、腸管の活動が鈍くなるためといわれています。
下痢や浣腸などは自分の判断で使用せず、どうしても必要な場合は医師に相談しましょう。
それよりも食生活を見直してください。
野菜や海藻類を多く食べ、水分や牛乳などを多くとりましょう。

基礎体温が高温期のままである

基礎体温が低温から高温に移行して、高温が3日以上続くと排卵があったとわかります。
そのまま高温が14日以上続いた時は、妊娠かも・・・。

つわり(気持ちが悪い)

早い人では妊娠4週ごろ、普通は妊娠5〜6週ごろからつわりが始まります。
おなかがすくと吐き気を感じたり、吐いたりします。
朝起きて一番空腹の時に吐き気を感じるのがこの時期のママの特徴です。

下痢気味になる

お腹を冷やしたり、不消化のものを食べたり、ストレスがあると下痢を起こすことがあります。
ひどい下痢は流産の引き金にもなるので、医師に相談しましょう。

頭痛

つわりのことに頭痛になる人は少なくないようです。
頭痛止めなどを安易に飲まないように注意しましょう。
つわりが治まることには頭痛もなくなってくるはずですよ。

めまい

低血圧になっていると、立ち上がったときやお風呂上りにに目の前が暗くなったり、めまいを感じることがあった場合は、 姿勢を低くすることで、たいてい治まります。

血液検査で貧血があるといわれた人は、医師の治療を受けたり、食事に気をつけるようにしましょう。