生理不順基礎知識

正常な生理の周期は約25日~38日くらいと言われています。
この周期が不順になる症状を生理不順と言います。
生理不順には24日以内に複数生理がおきる場合と39日以上たっても 生理がこない場合などがあります。
この他に生理時期が短かったり、長かったり、出血が多い、少ないなどの症状があります。

生理のメカニズム

生理は思春期を過ぎたあたりから月に一回、生殖器から出血をします。
初めて生理を迎えることを初経といい、現在では平均12歳ぐらいだと言われています。
毎月経験している生理ですが、そのメカニズムをきちんと理解している人は意外と少ないものです。
生理のメカニズムを理解することにより、痛みや不快な症状に対する心構えができ対処しやすくなります。
女性の卵巣内には、生まれたときから、卵胞のもとである原始卵胞が存在しています。
原始卵胞が卵胞に成長していくあいだに、卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、子宮内膜がしだいにやわらかくなり、厚くなっていくと言われています。

2週間ほどで卵胞が成熟して卵子が飛び出し、卵巣から卵管に排出(排卵)され、 排卵後、卵子が飛び出したあとの卵胞は「黄体」となり、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されます。

これにより子宮内膜の血管や分泌腺が発達し、内膜はさらに厚くなります。これは受精卵を子宮に迎えるための準備。卵子が卵管で精子と出会って受精して子宮内膜に着床すると、妊娠です。妊娠した場合、黄体ホルモンがさらに分泌されて子宮内膜を支えます。
しかし、妊娠に至らなかった場合、黄体ホルモンは約2週間で分泌されなくなります。
受精卵のための基盤づくりはストップし、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンというホルモンの働きで子宮が収縮され、不必要となった子宮内膜がはがれ落ち排出されます。

このとき血管もはがれるので、約90mlの血液も排出されます。 この子宮内膜がはがれ落ちる現象が「月経」で、「生理」とも呼ばれます。
月経は5日間前後続き、その後また次のサイクルが始まります。

生理不順の主な症状

食生活の乱れ

食生活の乱れはホルモンバランスを崩す原因になります。
バランスよく食事することを心がけましょう。

睡眠不足・ストレス

睡眠不足やストレスなどもホルモンバランスを崩してしまいます。
脳はホルモンバランスを調整しているところであり、睡眠不足などによりホルモンバランスを崩す原因になります。

運動不足

冷え・血行不良

無理なダイエット

最近では、日頃のダイエットにより生理不順になっているケースが多いようです。
ダイエットをすることにより、ストレスをためたり、栄養バランスを崩してしまったりすることが 原因になります。

生理不順の治療と対策

食生活の改善

食生活は三食規則正しく食べるようにし、バランスよく栄養をとります。
特に血行をよくするビタミンE、体を温めるビタミンB群、ホルモンバランスを整えてくれる大豆製品、生理には必要不可欠といわれているミネラル(主に鉄分)、生理前のイライラにはカルシウムをとり精神を安定させます。
これらのものを積極的にとるようにしましょう。

適度の運動

生理不順の人には「冷え症」であると自覚している人も多いと思います。
「冷え症」は体の血液の循環の悪さからきています。
血流をよくするには、軽く運動をしたり、血液によいとされる食を中心とした栄養バランスに富んだ食生活を心がけてください。
血の巡りが悪いと、子宮内部の血の巡りも悪くなるので、生理不順になりやすい体質になります。

ホルモン治療

生理不順のほとんどの原因がホルモンバランスの崩れによるものです。
体に足りないホルモンを補うことにより、生理不順を整えていきます。
薬剤の服用、投薬に関しては、ドクターや薬剤師の指示に従いましょう。