早産について

妊娠22週から37週未満の時期に、赤ちゃんが生まれてしまうことを「早産」と言い、早産しかかっている状態のことを「切迫早産」と言います。早産児の体重は通常約2500グラム以下です。未熟な状態で生まれるほど、新生児は重症で命にかかわるような合併症を起こしやすくなります。
予定より非常に早い出生は、新生児の死亡原因の中で最もよくみられるものです。
予定より非常に早く生まれた新生児は、長期的な問題を抱えるリスクが高く、特に発達の遅れと学習障害がみられます。このような障害は、出生前に新生児の内臓が十分発達する時間がなかったことが原因で生じます。

早産の注意症状

下腹部痛や腰痛

突然、おなかや腰にいままでにない強い痛みが走ったとき、また周期的に痛みがあるようなときは危険サインと思って。
出血を伴うこともよくあり、そんなときは特に早めに診察を受けたほうがよいでしょう。

おなかの張りや痛み

おなかの張りは妊娠後期からはよくあるものですが、
異常につながる張りは「10~15分間隔の規則的なもの」で、「安静にしていてもおさまらない」もの。
また「月経痛のような下腹部痛がある」ときも注意して。

妊娠中期の出血

初期とは違って生理的な出血はほとんどありません。
流産の出血と同じように、痛みがなくても「月経2日目くらいの量」があったときは危険な兆候だと思って、診察を受けましょう

早産児の特徴

  • 体が小さい
  • 皮下に静脈が見える
  • 頭髪が少ない
  • 間隔の短い速い呼吸
  • 眠って過ごす

早産児は数日、数週間、あるいは数カ月間にわたって入院が必要になります。
ここ数十年で早産児の生存率は劇的に向上しました。
ほとんどの早産児で、長期的な経過の見通しはとても良好で、正常に発育しています。

早産の種類

自然早産

陣痛の発来や子宮頸管の熟化を主徴候とする早産と前期破水を主な原因とする早産があります。早産の75%を占めます。

人工早産

前置胎盤、胎盤早期剥離、胎児仮死などのために妊娠を中絶する早産を言います。早産の約25%を占めます。

切迫早産

切迫早産とは「妊娠22週以降37週未満に下腹痛、性器出血、破水などの症状に加えて、規則的な子宮収縮があり、内診では、子宮口開大、子宮頸管の展退などが認められ、早産の危険性が高いと考えられる状態です。

習慣早産

連続3回以上の自然早産の繰り返しをいう

早産の予防

お腹に力入れない

重いものを持ち上げたりするとおなかに力が入ります。
できるだけ避けましょう。また、高いところにあるものをとろうとして背伸びをするのも、おなかに力が入るので注意。

冷え

体が冷えるとおなかが張りやすいという人も。
迫早産と診断された人は、床など足元が冷える場所では、靴下をはく、足にひざかけをかけるなど、冷え対策して下さい。

立ちっぱなし

長時間立ち仕事をすると、お腹に力が入って子宮が収縮しやすくなり、これも早産や切迫早産の原因につながります。
家事をするのも、まとめて一気にやろうとせず、休憩を入れながら少しずつ。

動きすぎ

夜遅くまで遊び回るのは、ほどほどに。産後の楽しみにとっておきましょう。

ストレス

早産や切迫早産を招く要因として、最近ふえてきたのがストレスによるもの。
本を読んだり、散歩をしたりしてみては・・・。

セックス

安静にと言われた人は、産後までセックスはストップ。
順調な人でも、はげしいセックスは避け、感染予防のためにコンドームをつけることが早産予防につながります。
体調がよくないときやおなかが張っているときは控えてください。