鉗子分娩とは金属製の2枚のへらを組み合わせたはさみのようなもので、赤ちゃんの頭を両側からはさんで引き出す方法のことをいいいます。現在のように帝王切開の技術が発達していなかった頃の日本では緊急時に対応する分娩法としてこの鉗子分娩が盛んに行われていたようです。
ただ鉗子の取扱いや操作が難しいため、最近の日本では吸引分娩の方が多く用いられています。しかし、鉗子での索引は確実で優れているため、外国では鉗子分娩の方が主流となっています。