お産が近い兆候

  1. 尿の間隔が短くなり便秘がひどくなったり、人によっては逆に便の回数が増えたりします。
  2. 不定期にお腹が硬くはります。リラックスして体に力が入らないようにしましょう。
  3. 子宮の収縮(痛む間)の間隔が少しずつ短くなる。
  4. 粘り気のあるおりものが増えてきます。血液が混じっていたらお産開始です。
  5. 赤ちゃんが下に下がり、胃がすっきりし食が進む。
  6. 足のつけ根が痛んだり、足がつったりすることがある。
  7. 赤ちゃんが骨盤の中に下りて、動きが鈍くなり、胎動がなくなったように感じる。

入院までの過ごしかた

早期破水などがおこった場合以外は、陣痛が始まるまで、自宅で待機することになります。
定期的な痛みが始まったら、病院へ連絡し出発です。
お産には体力がいるので、自宅にいる間は体をゆっくり休めてリラックスしましょう。

出産の進み方

妊娠末期になるとホルモンが作用して、
まず骨盤や恥骨結合のつぎめがゆるみ
胎児が通りやすくなるように準備が整っていきます。

出産が近い兆候

  • おしるしが出る(少し出血する)
  • 赤ちゃんが下のほうへ下がる
  • 破水する(しない人もいる)
  • 少しずつ、間隔の空いた痛みが出てくる
  • 食欲がでてくる

分娩の始まり(開口期)

陣痛の間隔が規則的に10分以内になったから、
子宮が完全に開くまでをいいます。

開口期にかかる時間は初産婦で平均10~12時間、
経験者では平均5~6時間かかるといわれています。
分娩中一番時間がかかり、最もつらい時期です。

呼吸法やマッサージ法などで
陣痛の苦痛を和らげるとともに気分をリラックスさせます。

この時に大きな声をだしたり騒いだりすると
無駄な体力の消耗となってしまいます。

お産には体力が必要になってくるので、
無駄な体力の消耗は避けましょう。

誕生までもうすぐ(娩出期)

子宮が全開してから、
胎児が産まれるまでを言います。

初産婦では、平均2~3時間、
経産婦では、30分~1時間ぐらいかかります。

胎児が産道を下がってくると、
便がでそうな感じで自然にいきみたくなってきます。
でも、まだ我慢して下さい。

医師や助産婦さんの指示に従っていきんでください。
胎児の頭が出てきたら指示どおり短い呼吸に切り替えます。
胎児の頭が出てくると次に肩がでて、
あとはするりと全身が出てきます。

いままでの痛みが嘘のように
お腹がすうっと軽くなるのを感じます

赤ちゃんの誕生です!

あと少しがんばって (後産期)

赤ちゃんが生まれてから
胎盤が出てくるまでを言います。

さいたいが切断され胎盤が出てくるまで、
初産婦で平均15分~30分
径産婦で10分~15分かかります。