お産が近い兆候
- 尿の間隔が短くなり便秘がひどくなったり、人によっては逆に便の回数が増えたりします。
- 不定期にお腹が硬くはります。リラックスして体に力が入らないようにしましょう。
- 子宮の収縮(痛む間)の間隔が少しずつ短くなる。
- 粘り気のあるおりものが増えてきます。血液が混じっていたらお産開始です。
- 赤ちゃんが下に下がり、胃がすっきりし食が進む。
- 足のつけ根が痛んだり、足がつったりすることがある。
- 赤ちゃんが骨盤の中に下りて、動きが鈍くなり、胎動がなくなったように感じる。
入院までの過ごしかた
早期破水などがおこった場合以外は、陣痛が始まるまで、自宅で待機することになります。
定期的な痛みが始まったら、病院へ連絡し出発です。
お産には体力がいるので、自宅にいる間は体をゆっくり休めてリラックスしましょう。
出産の進み方
妊娠末期になるとホルモンが作用して、
まず骨盤や恥骨結合のつぎめがゆるみ
胎児が通りやすくなるように準備が整っていきます。
出産が近い兆候
- おしるしが出る(少し出血する)
- 赤ちゃんが下のほうへ下がる
- 破水する(しない人もいる)
- 少しずつ、間隔の空いた痛みが出てくる
- 食欲がでてくる
分娩の始まり(開口期)
陣痛の間隔が規則的に10分以内になったから、
子宮が完全に開くまでをいいます。
開口期にかかる時間は初産婦で平均10~12時間、
経験者では平均5~6時間かかるといわれています。
分娩中一番時間がかかり、最もつらい時期です。
呼吸法やマッサージ法などで
陣痛の苦痛を和らげるとともに気分をリラックスさせます。
この時に大きな声をだしたり騒いだりすると
無駄な体力の消耗となってしまいます。
お産には体力が必要になってくるので、
無駄な体力の消耗は避けましょう。
誕生までもうすぐ(娩出期)
子宮が全開してから、
胎児が産まれるまでを言います。
初産婦では、平均2~3時間、
経産婦では、30分~1時間ぐらいかかります。
胎児が産道を下がってくると、
便がでそうな感じで自然にいきみたくなってきます。
でも、まだ我慢して下さい。
医師や助産婦さんの指示に従っていきんでください。
胎児の頭が出てきたら指示どおり短い呼吸に切り替えます。
胎児の頭が出てくると次に肩がでて、
あとはするりと全身が出てきます。
いままでの痛みが嘘のように
お腹がすうっと軽くなるのを感じます
赤ちゃんの誕生です!
あと少しがんばって (後産期)
赤ちゃんが生まれてから
胎盤が出てくるまでを言います。
さいたいが切断され胎盤が出てくるまで、
初産婦で平均15分~30分
径産婦で10分~15分かかります。